日々の日記帳。(過去ログで以前の日記が見れます。)
今年も1年ありがとうございました。
たくさんのお客様にささえられて何とかがんばれました。
来年は皆さまも良き1年となりますように
僕はいつ履きかえようか迷っていた作業靴を新年から気持ちよく履き換えようとおもいます。
買ったままになっているSIXPADも使おうと(笑)
来年もよろしくおねがいします。
焼き鳥屋さんで夜食となった時の話
メニューにいろいろと居酒屋風に1品物からサラダまで載っている。
お酒は飲めそうで飲まないので
冷たいウーロン茶をまずオーダーする
いろいろ目移りしながらふと「北海道産の秋刀魚」が
気になる
焼き鳥を数本 塩で頼み
ご飯の小と秋刀魚
「どうこの秋刀魚脂乗ってるかな」とアルバイト風の女の子に尋ねる
「すみません尋ねてきます」と彼女は小走りにカウンターの向こうに消える
しばらくたって「すみません脂のってます」と申し訳なさそうに話す。
「いや僕はそれでうれしいのだけれども」とは話さずに
「じゃそれを」とオーダーする
数分後焼き鳥をたいらげた後に
秋刀魚が1匹きれいに焼けて大根おろしが小さな山みたいに白くそえられてあたまを
右がわにして僕のテーブルの前にさしだされた。
さあ熱いうちに食べようと思って
やつの顔をまじまじと見た。
長方形の白いさらにとんがった頭を右にして口をぐっと閉じている
僕はいままで感じなかった事を感じてしまった
この秋刀魚はどんな生涯だったのか
どんな海を泳いでどんな経験をして
今僕の前にいるのかと
不思議な気持ちだった
しばらくして僕は食べた
あたらしい秋刀魚の味を感じた
そしてこの魚に僕を通じて新しい体験をさせてみたい気持ちに変わっていった。
僕の体のどこかに秋刀魚は確かにいる気がする。
これから秋刀魚をオーダーする時は「脂が乗ってるのかじゃなくてどんな海をどんな風に越えてやって来たのか」と心の中で尋ねるとしよう。
俺は食べるそして俺との旅を一緒にするのだ。
そう土に帰るまで
以前にTVで台湾かどこかのアジアの国で捕まえてお店に飼われている金魚やコイや亀などをお店から買って川に逃がすと徳が来ると信じられている行いを映した番組を思い出した。
事務所の自分の席の後ろにある120cmのガラス水槽に目をやると中に以前から飼っているフナ太郎(推定5才)の「ボー」と水の落ち込み口に頭を向けて静かに泳いでいる
[ そういえば仲間も亡くなりフナ太郎1匹なのでそう自然にもどそう]
と小さな白い網ですくう
あんがいおとなしくつかまった彼を少し水槽の水を入れたブルーのポリバケツの中にいれた
「どこに放そうか」としばらく考えてそして
あのアヤハの金魚を放したあの川へ
日差しがまだ眩しい中 仕事の代車で使っているシルバー色の原付スクーターにまたがり左手でバケツを持った
さかなが入ったバケツの中はバイクの振動で水が真ん中から小さな波紋をバケツの外側に向かったり戻ったり小刻みにおこしていた。
ぎこちなく片手運転で少し重いバケツを持ちながら黄金色に色ずいた収穫まじかの田園を横切り小川に到着した
その川の水はきれいで足首ぐらいの深さで淀みなくながれていた。
僕は静かにその川のコンクリートの縁石でも川面に近くて低い側面にバケツをそっと開けた。
バケツからの水と川の水が混じり合った水の流れの中にフナ太郎の元気な姿がみえた
彼は2.3回口を大きく水の流れてくる方向に開けて口から小さな気泡を出しながら
いままで水槽の中では見たこともない激しい動きで尾ひれを動かして泳いでいるのだが放したそのままの位置で上流を向きながらとどまっていた。
僕はブルーのバケツの底を水辺に近ずけ少しさかなを押し出す動作をして見た。
そして静かに水の中からバケツを引き揚げたのだがそこに今までと同じところに彼はいた。
自然に戻りたいのかまた水槽にもどりたいのか はたまた驚いているだけなのかその場を動かないフナ太郎を暫く暑く焼けた白いコンクリートの川岸で眺めていた。
店を開けっ放しできたのでフナ太郎に「さよなら」と心の中でつぶやいて軽くなった青いバケツを左のハンドルにぶらさげて帰った。
無くしたり失うことから自分の中でそのことがらのに対する大きさがわかることは今まで何度も経験していたはずだ
事務所に戻り
彼がいないガラス水槽を見つめる僕に
いつしか
最初に頭に浮かんだTVの話も
なくなっていた。
ガラス水槽の水はしばらくそのままでもいいか
今日のteam21前の景色です
昭和してるよね
FZR400Rが新しく見えるね
マーキーが「いつやねん」と笑ってたけど
まあ集まったし集合写真って感じ(笑)で
いろんな思い出といろんな道をたどってここに集まってきたバイク達かと考えると不思議な気分ですよね
いつかまた活躍する日を夢見てねー
しばらくはゆっくりしてください
この間通販でMサイズの物を購入したのにXLサイズがとどきましてふと昔にあった出来事を思い出しました。
あれは僕が小学校3年生の2学期ぐらいでした。
そのクラスに転校生が来ると先生の話で
なにぶん幼稚園から小学校まで顔みしりばかりの田舎のことで好奇心いっぱいでその転校生を待ち構えていたようにおもいました。
そんなある日の朝のホームルームに体はおおきいのに涙ぐんだおおきな目をしたS君がやってきました。
その少年はちいさな消え入るような声で「Sフミオです」とぽつりと挨拶をしました。
僕も1度京都の小学校に1年生の1学期だけ転校した経験があったので「完璧アゥエー」の辛さはわかる気がしたのです。
そんなこともあり何かと涙ぐむ彼が気になり、いつの間にかいじめっ子や無神経な言葉から彼を守るようになっていました。
僕はいつか彼を「フミ」と呼ぶようになりいつもたのしく一緒に遊ぶようになっていました。
そんなS君と突然別れが来たのです。
「S君はおかあさんの仕事の都合で引っ越しすることになりました。」と先生
彼の転校前にバス旅行がありました。
行き先は当時の滋賀の若者に人気があった「琵琶湖タワー」
僕は祖父母からおこずかいを少しもらいました。
「僕は彼に何か今の気持ちとこれからの彼を励ましたくて何かプレゼントを贈りたい衝動にかられていました。」
バス旅行の当日S君に購入してるところをみられないように細心の注意をはらって僕はジェットコースターのコース下にある小さなお店の棚にあるはがき位の盾に目がとまりました。
そこに「友情」とメッキの名刺ぐらいの大きさで立体の字が向かって左中段上に浮き上がっている木製のベースがクリアニスでピカピカに仕上がっていて右側になぜか富士山みたいな山が貼り付けているものがいいようにおもいました。
しばらく考えて「僕はこの友情のをください」とそこの店員さんに伝えました。
「はい」と確かにその見本の後ろにある白いうすい段ボールから1個わたされました。
その日確か1500円しかもってなくてそれが1200円ぐらいでした。
あとにのこった300円で祖父母に小さな団子を買いました。
たとえみんなが楽しんでいるゲームやお化け小屋やニンジャ屋敷や金魚すくいやジュースを我慢しても心の中はウキウキしたあったかい気分になりました。
旅行のその夜 祖父母におみやげの団子が小さいことをすまない気持ちで手渡しました。
自分の部屋にもどった僕は今日買った盾の後ろになにか言葉を刻もうとおもったのです。
そして友情と青いスタンプが外側に写っている白いうすい段ボールに包まれていた中からそれをとりだしました。
机の上の蛍光灯の明かりの中に薄い白いセロファンの中からうっすらと立体の文字が浮かびました。
それはなんと「努力」 と書いてあったのです。
僕はなんども破れた段ボールの印字を確認しました。
それには青く確かに「友情」とスタンプが押されていました。
祖父母に小さな団子しか渡せなかったことと
勝手に盾を買ったことで親にも説明ができずに心が痛みました。
今ならバイクですぐに行ける距離でも自転車しか乗れない小学生にはそのタワーまでの距離はとても遠いのでした。
返品したかったけどできない。と思いました。
そして僕はしかたないけれどそれに今の気持ちをV型の彫刻刀で「フミサラバ」と盾の裏の左がわに縦書きで刻みました。
そして彼が旅立つ時にそっとそれを手わたしたのです。
プレゼントをもらったフミの大きな目が赤くうるんでいました。
でも出会ったときと違ってそこにはおびえや恐れはありませんでした。
僕はちょっとホッと安心しました。
「隣町だし又ね。」とあえて短い言葉をかわしてわかれました。
いつか会ったら「努力」じゃなくて「友情」を本当は送るはずだったと話ししようと思いながら最近まで忘れてしまっていました。
S君元気で生きてますか。
人生「努力」でもよかった気がするこの頃です。
いつか又ね
すみませんいつの間にか梅雨もあけそうな初夏になっていました。
別に体が悪いわけでもないのですが店にワンちゃんが2匹増えまして
合計4匹になってるのです
まあいままでからいる「ハウ」と「グレミ」ちゃん
ハウと同じ兄弟の「ベイ」と老体で寝たきり「ララ」ちゃんが増犬
まあハウとベイの兄弟ケンカがひどくてこの間は2匹の仲裁に行ってどちらかにひどく左足のひざの内側をがぶりとかまれまして
内出血の跡がしばらく残りました
一瞬のことでしたので黒い犬のどちらかが犯人かわからず2匹ともバシバシの刑に
いまもケンカしてるのでたいへんだー
ちなみに足の白い方が「ハウ」です。
そんな店内でーす
さむーいとバイクに乗ってきた常連さんと話していると何だか外の琵琶湖側がにぎやか
何かなとみると
オーファンタジー
アナ雪ですか
枯れ木に氷
琵琶湖の水が風で枯れ木にかかって一晩でできあがったみたいです。
雪はもうすぐかな